
アカデミック・ディテーリングとは
医薬品情報提供を、変える
医師と薬剤師の役割
医師の役割
医師は病態生理の専門家であり、患者の疾患を診断する専門性の高い職種であるが、特に外来における医師の役割は、問診のみならず、処置や検査予約、処方入力など多忙を極めている現状にある。医師は、ガイドライン以降の臨床の最新エビデンスを入手して治療を決定するが、この段階では薬効群が決まることが多い。
薬剤師の役割
薬剤師は薬の専門家であり、薬の構造式の違いや体内でどのような働きをして、代謝・排泄されるかという特性の違いについて、詳しく学んでいる職種である。多くの同効薬の違いと患者個々の腎障害・肝障害の状況、そして他に使用している薬との相互作用から、患者に最適な一つの薬を選択する重要な役割を担う。
「情報提供者」としての薬剤師
薬剤師としての役割の変革
1990年代においては、薬剤師は医薬品情報の管理者として、Drug Information活動が注目された。
今後、薬剤師は医師の処方した後に関わる疑義照会に留まることなく、処方される前に、公正中立な医薬品比較情報を能動的に医師に情報提供することが必要である。
だから、アカデミック・ディテーリング
2014年度に東京理科大学研究推進機構総合研究院アカデミック・ディテーリング・データベース(ADD)部門が創設。基礎薬学を臨床活用すべく、医薬品の特性を化学、薬理、薬物動態の基礎薬学的な視点からデータベースの開発を進めた。そして、2017年度文部科学省科学研究費助成事業「医薬品比較システム開発とそれを用いたアカデミック・ディテーリング効果に関する研究」が採択され、日本において、ADの普及に向けた一歩を踏み出した。
医薬品情報提供を、変える。
これからの薬剤師
10年後の日本においては、調剤はすべてロボット化されると予想されるが、次世代の薬剤師は、更なる専門性を確立できるかどうかは薬剤師自身の意識にかかっている。
患者中心の医療の実現に向けて、常に医師の近くで分かりやすいADアプローチを行い、処方支援が主な仕事という存在になっていることを期待したい。
もっとやりがいを感じられるように
薬の専門職として、薬剤師が患者に最適な薬物治療を提案し、そして、患者を副作用から守る役割を担うという覚悟を持つことが必要である。そのことは、何よりも薬剤師自身のやりがいにつながり、薬剤師を患者にとってさらに身近な頼れる存在にすると考える。


入会のお申込み
※未入会で本会の研修等に参加を希望される方は、ゲスト登録をお願いします。
※アカデミック・ディテーラー養成プログラムは会員以外の方でも受講可能ですが、
認定薬剤師/認定教育サポーターの認定には入会が必要です。
一般社団法人
日本アカデミック・ディテーリング研究会
科学的・中立的な医薬品情報提供(Academic Detailing)の普及を目的として活動する薬剤師向け学術団体です。
学術大会・研修の実施を通じ、医療の質向上に貢献します。
Copyright © jpacademic detailing All Rights Reserved.
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