Academic Detailing

現代において、Academic Detailerとしての
薬剤師の役割がますます重要視されています。

そして、その薬剤師を支える基礎薬学者の
存在がクローズアップされています。

日本アカデミック・ディテーリング研究会では、
新たな医薬品情報提供を実践できる
Academic Detailerを養成し、

アカデミックディテーリングを支援する
システムを整えます。

薬の科学的特徴を徹底比較。
公正中立な情報提供者とし処方を支援する。

コマーシャルベースの処方から脱却。
基礎薬学と臨床のエビデンスを第一に、
薬物治療の質・経済性を向上させる。


薬剤師と薬学者の、ニュースタンダードを創ります。


私たちと、患者中心の医療を実現しましょう。

お知らせ

JAD代表理事講演 兵庫医科大学生涯研修セミナー(オンライン) 3月18日(土) 

3月18日(土)の兵庫医科大学生涯研修セミナーで小茂田代表理事が講演します。 第2回兵庫医科大学薬学部生涯研修セミナー: アカデミック・ディテーリングが薬剤師の専門性を確立する 2023年3月18日(土) 17:00〜1 […]

JAD代表理事講演 第16回日本性差医学・医療薬学会学術大会(政策研究大学院大学)

第16回日本性差医学・医療薬学会学術大会(2月4日(土)~5日(日)政策研究大学院大学)において、本研究会代表理事小茂田昌代が2/4のシンポジウム2「薬剤使用における性差」で「アカデミック・ディテーリングとは-処方の最適 […]

「医薬品安全学」に日本がんサポーティブケア学会アカデミック・ディテーリングWGと日本アカデミック・ディテーリング研究会関係者による「総説」が掲載されました!

日本医薬品安全性学会の学会誌「医薬品安全学」(Vol.8(2)P89-108, 2023年)に、日本がんサポーティブケア学会アカデミック・ディテーリングWGと日本アカデミック・ディテーリング研究会理事佐藤淳也、理事清水忠 […]

会員種別変更届フォーム ならびに 会員情報変更届フォーム

JAD会員のみなさま(学生準会員と名誉会員を除く)に「定款変更に伴う入退会規則改定に関する会員の皆様へのご案内」を発函いたしました。 お手元に届いた書面をご確認の上、到着後3週間以内に、会員種別変更手続(希望する場合)、 […]

入会フォームの一時閉鎖について

2022年9月の定時社員総会において入会規則の変更が決定されたことを受け、入会フォームの改修を実施いたします。それに伴い入会フォームを一時的に閉鎖いたします。 入会を希望いただいている皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、 […]

研修のご案内

次回のアカデミック・ディテーラー養成プログラムについて

本研究会のアカデミック・ディテーラー養成プログラムは、東京理科大学から活動を引き継いで開催してまいりました。 本年度より本研究会主催となったことを受け、次回より以下に名称変更させていただきます。 変更前:第5回アカデミッ […]

日本がんサポーティブケア学会「支持療法アカデミック・ディテーリング教育プロジェクト」について

日本がんサポーティブケア学会「支持療法アカデミック・ディテーリング研修効果に関する研究」が日本癌治療学会/ファイザー医学教育プロジェクト助成事業(2022年から2024年)に採択されました(2022/10/20(木)日本 […]

終了:アップデートDコース(7/24)では、臨床試験デザインに関するホットな講義がありますのでお見逃しなく!

認定者向けアップデートDコースの申込受付中です。7月24日(日)12:30~13:35(予定)受講料3千円 締め切り7月3日(日) 第5回アカデミック・ディテーラー養成プログラムDコースの講義部分では、薬事規制やその他の […]

終了:第5回アカデミック・ディテーラー養成プログラムBコースの申込締切を5/31まで延長いたしました!!

申込締切を5/31まで、延長いたしました。 第5回アカデミック・ディテーラー養成プログラムBコースの事前講義動画と前半スケジュールが決まりました。 今回は事前講義動画として、Aコースでの化学構造式の違い、薬理作用の違い、 […]

年間スケジュール

★このページは随時更新します★ 第1期・第2期(2022.4~2023.6)のスケジュールです 4月17日(日)第5回アカデミック・ディテーラー養成プログラムAコース(基礎薬学の臨床活用)終了 認定者向け第1回アップデー […]

認定薬剤師/認定教育サポーター

基礎薬学を臨床に活かせる『次世代薬剤師』と
基礎薬学を臨床につなぐ『教育サポーター』を養成します。

『認定薬剤師』『認定教育サポーター』を目指しませんか?

病棟、外来、在宅など臨床経験5年以上の薬剤師を対象とした『認定薬剤師』、医薬品情報関連業務や教育を5年以上行った経験のある方を対象にした『認定教育サポーター』の認定を行っています。

『認定薬剤師』『認定教育サポーター』認定制度とは

本制度は、日本アカデミック・ディテーリング研究会が提供する養成プログラムを受講し、認定試験に合格することで、十分な知識とコミュニケーションスキルがあるとして、認定されるものです。

次世代の薬剤師・基礎薬学者としての認定です。

認定薬剤師は、医師にアカデミック・ディテーリングができる知識と技術が得られます。
認定教育サポーターはアカデミック・ディテーリング資材開発ができるスキルが得られます。
どちらも魅力的な基礎薬学力を身に付けることができます。

対象の方
  • 薬剤師(病棟・外来・在宅など臨床経験5年以上)
  • 企業・行政・教員など医薬品情報に関わっている方(医薬品情報業務経験原則5年以上)
  • 基礎薬学を臨床に活かした次世代薬剤師を目指す意欲ある方、基礎薬学を臨床に活かす教材開発スキルを身につけたい方
認定の流れ
  • アカデミック・ディテーラー養成プログラム(全4回)を受講
  • ディテーリング試験に合格
  • 研究会への入会及び認定の申請

詳細は認定制度規則をご確認ください。

アカデミック・ディテーラー養成プログラムは、会員以外の方でも受講できますが、認定薬剤師/認定教育サポーターの認定には、日本アカデミック・ディテーリング研究会への入会及びディテーリング試験に合格する必要があります。

養成プログラムについて

薬学生の頃、多くの時間を割いて基礎薬学を勉強した「化学構造式」「薬理作用」「薬物動態」こそ、医師とは違う薬剤師の専門性です。
本研究会ではこの基礎薬学に着目し、最適薬物治療を実現する、アカデミック・ディテーラー養成プログラム(全4回)を実施しています
A:基礎薬学を活かす
薬剤の比較
薬の化学構造式、薬理学、薬物動態を徹底比較します。
B:薬剤比較情報に基づく
処方提案
アカデミック・ディテーリング資材を活用した処方設計を学びます。
C:処方に影響を与える
伝え方
薬剤師としての専門性を活かした効果的な処方提案を実践します。
D:臨床論文の
批判的吟味
 ガイドラインを含む医薬品情報の元となる臨床論文を読み解くための研修です。
全4回のプログラムを修了し、アカデミック・ディテーリング試験に合格すると、認定薬剤師または認定教育サポーターとして認定資格が得られます。

システム配信・臨床研究

当会が配信する予定のシステムや、実施している臨床研究についてご紹介いたします。

アカデミック・ディテーリング支援システム*

副作用チェックシステム*

FN/CINV電子患者日誌の有用性を検討する研究

PHARM-2E事例分析システム*

アカデミック・ディテーリングの効果に関する臨床研究

*2022年度以降、準備でき次第 会員優待価格でご案内予定

発祥と現状

アカデミック・ディテーリングの発祥と
世界各国の現状を紹介します。

アカデミック・ディテーリングの発祥
1981年、最初の研究が米国でDr.Jerry Avornらによって行われた。435人の医師に対して、介入群2つ(4か月間にわたって印刷資材を6回郵送する群と、同じ資材を使って6か月間に2回訪問する群)と、対照群1つに分けて行われた。

直接訪問を行った介入群は、標的薬の処方を14%削減し、対照群と比較して大幅なコスト削減に繋がった。また、郵送をしたのみの群は処方減少に繋がらなかった。学術的資材の基づいたADは、薬物療法の決定の質を改善し、不必要な支出を削減するために効果の高い方法であったと報告された1)。

この報告は、ADが世界に拡がるきっかけになった。

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また、豪州では1991年に政府の資金援助によるADプログラムが、高齢者急性期ケア教育病院(南オーストラリア州 アデレード)の200床で開始された。

医師への定期訪問が6~9か月ごとに行われ、NSAIDsを使っている患者をレビューし、エビデンスに基づいたリスク低減策を提案するものであった。具体的には、例えば、半減期を考慮して臨床的に適切ならアセトアミノフェンの使用を検討することであった。

その結果、ADプログラム実施と同時に、消化管疾患の入院数が減少傾向となり、ADプログラム開始から5年間で、入院者数が70%減少した。同じ期間において、対照地域では、入院割合に顕著な変化は見られなかった。face to faceによる継続的なADサービスが NSAIDsの処方における消化管有事事象による入院数の減少に貢献した2)。

この報告を契機に、豪州でのADプログラムは拡がっていった。

(引用文献)
1)Avorn J., Soumerai S. B., N. Engl. J. Med., 308, 1457-1463(1983).
2)May F. W. et al., Med. J. Aust., 170, 471-474(1999)

各国の情報
米国のアカデミックディテーリング情報
米国
Alosa Health(https://alosahealth.org/)は2004年に米国で設立され、創設者Dr. Jerry Avornは、プライマリケア医の処方慣行を最適化する方法としてADの概念を開拓した。
また、The National Resource Center for Academic Detailing (https://www.narcad.org/)は、2010年に設立され、アカデミック・ディテーラーの教育プログラムが開発され、新人アカデミック・ディテーラーのトレーニングが行われている。

2016年には在郷軍人病院において、AD実践ガイド(https://www.pbm.va.gov/PBM/AcademicDetailingService/Documents/VA_Academic_Detailing_Implementation_Guide.pdf)が発刊され、薬剤師による医療チームと協力した患者中心の医療の実現と医療費削減に向けたADの実践が重要としている。

豪州のアカデミックディテーリング情報
豪州

NPS MedicineWise(https://www.nps.org.au/)が、1998年にNational Prescribing Service(NPS)Limitedとして設立された。

NPS MedicineWiseは毎年、質の高い処方をサポートするために全国の一般診療で25,000以上のアカデミック・ディテーリング訪問を提供し、健康に関する意思決定を改善するために何百万もの消費者に調査している。

アカデミック・ディテーリングを監査とフィードバック、インタラクティブな学習の組み合わせは、医薬品と臨床検査の使用を改善するために設計された国家プログラムに組み込まれ、20年で1億9662万豪ドルの節約が実証されたと報告している。

カナダのアカデミックディテーリング情報
カナダ

Provincial Academic Detailing (PAD) (https://www2.gov.bc.ca/gov/content/health/practitioner-professional-resources/pad-service) サービスは、保健省の医薬品サービス部門によって資金提供されており、この資金は、ブリティッシュ・コロンビア州の5つの地域保健当局とブリティッシュ・コロンビア大学に提供され、医師やその他の医療専門が無料でサービスを利用できるようにしている。

PADサービスは継続的な評価を実施して、患者とブリティッシュ・コロンビア州のヘルスケアシステムにおけるADの価値を実証している。
アカデミック・ディテーリング・セッションは、最良の処方慣行に関する客観的でバランスの取れた、証拠に基づいた医薬品情報を提供している。

また、Centre for Effective Practice (CEP)では、薬剤師へのAD資材が提供されている。

日本のアカデミックディテーリング情報
日本

2014年東京理科大学研究推進機構総合研究院にアカデミック・ディテーリング・データベース部門が開設され、アカデミック・ディテーリングを支援するための医薬品の基礎薬学的特性のデータベース開発が開始されました。

そして、2017年12月には文部科学省科学研究費の助成を受け、第1回アカデミック・ディテーラー養成プログラムが開始されました。

入会受付中!

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  • アカデミック・ディテーリング支援システムなどのシステム使用の会員優待が得られます(2022年度以降)。
  • アカデミック・ディテーラー養成プログラムなどの、受講料金の会員優待を受けられます。
  • 薬の疑問を基礎薬学部会(化学、薬理、薬物動態研究者で構成)と臨床エビデンス部会(薬剤師と教員で構成)が回答します。
代表理事メッセージ
アカデミック・ディテーリングは、公正中立な薬の比較情報を医師に提供する新しい処方支援の形です。
大学で一生懸命勉強した基礎薬学をもう一度学び直し、医師とは違う視点で、薬の選択ポイントを示すアカデミック・ディテーリングを実践できる次世代薬剤師を目指しませんか?
また、その薬剤師を支える資材開発ができるアカデミック・ディテーリング教育サポーターを目指しませんか?

代表理事 小茂田 昌代

ホームページ改修中のため
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2022年9月の定時社員総会において会員種別の変更が決定されたことを受け、
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入会お申込みの再開は2023年2月を予定しております。
ご不便をおかけいたしますがご容赦くださいませ。

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